新年明けましておめでとうございます!
以前告知させていただいたビオラの入荷のお知らせです。
今最も注目されている製作家コンビでもあるMira GruszowとGideon Baumblattによる2016年に作られたビオラになります。おそらく日本で彼らの楽器がこうして正式に紹介されるのは初めてだと思います。代表の茅根がドイツで職人としての修行をしていた時に、ドイツはマインツのPeter Körner氏の工房で、当時Körner氏のもと修理スタッフとして働くGideonと知り合ったのがきっかけで今に繋がっています。
彼らが国際的に知られるようになったのは2016年のアメリカで行われた製作コンクールです。その年のカルテット部門で入賞を果たし、以降様々な国際コンクールで金賞を含む多数の賞を獲得し続けています。
このビオラは2016年で入賞を果たしたカルテット楽器のビオラです。こちらの楽器は最近までドイツのハレ国立歌劇場管弦楽団のソロ・ビオラ首席奏者であるCarolin Krügerさんが使用していた楽器です。彼女がMiraとGideonから新たに製作された楽器を手に入れたのをきっかけに、彼らの工房でフリーとなっていたのを知った茅根が、是非日本で紹介したいと交渉の末今回ご紹介することが出来るようになりました。通常ですと彼らの楽器は音楽家や音大からの製作依頼で2~3年待ちとなっており、入手が非常に難しいです。
ビオラはGasparo da Saloモデルで製作されています。ボディは製作図面上では41.65cmとなっていますが、本体のアーチを含めると41.8cmとなります。ですが、弦長は37.2cm、ネックの長さも14.6cmとなっており、サイズ感としては39.5cmから40.5cmと言えるでしょう。
楽器の特徴としては、音のボリュームが非常に大きく、ビオラ特有の深みのある音はもちろん、ソリスティックな表現も可能で、演奏者に様々な可能性を示してくれる楽器です。
こちらのビオラはワンランク、ツーランク上のビオラを探す方に是非とも弾いていただきたい楽器です。ビオラという楽器がいかにたくさんの可能性をもった楽器なのかということを示してくれる素晴らしい楽器です。
試奏を希望される方はご連絡ください♪